漢方薬と花粉症 チャオ産経4月号より

チャオ産経4月号花粉症の記事

産経新聞さんの、月一回発行の情報誌「チャオ!産経」をご存じでしょうか。

先日3月26日発行のチャオ!産経4月号に、私がお話しした内容が掲載されました。

文章は、ライターさんに書いて頂いています。

掲載エリアは、関西エリアだけだと思います。

テーマは「花粉症」

年中何かの花粉は飛んでいる

今回のテーマは、タイムリーな「花粉症」です。

近年は、花粉症の患者さんが本当に増えたなという感じがします。

スギ花粉はそろそろピークを過ぎた様ですが、ヒノキ花粉はまだまだこれからという感じですね。

イネ科やブタクサなど、意外と年中何かの花粉は飛んでいるものなのです。

花粉症対策の漢方薬

それでは、タイプ別に花粉症対策の漢方薬をご紹介していきます。

水様の薄い鼻水が出るタイプ

薄い鼻水が出て、寒さを感じやすい体質の患者様は、体内が冷えている「寒証」に当てはまります。

このタイプの方は、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」という漢方処方で体を温めながら、症状を改善していくと良いでしょう。

鼻詰まりがひどいタイプ

鼻詰まりがひどく、暑がりな患者様は、体内に熱がこもる「熱証」に当てはまります。

このタイプの方は、「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」で余分な熱を逃がしてやると奏功する事が多いです。

寒がりだけど鼻詰まりがひどいタイプ

このタイプの方は、いわゆる中間証に当たります。

「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」などがよく効くでしょう。

花粉症の漢方薬も、患者様のタイプを見極めて使っていく事が大切です。

今後のチャオ産経さんの掲載予定

2017年12月には耳鳴りとめまいの記事が、2018年1月には頻尿と尿漏れの記事が同じ様にチャオ!産経さんに掲載されていまして、今回は、半年間の連載になる予定です。

次回は4月16日発行のチャオ!産経5月号に載るとの事ですので、産経新聞を購読されている方は、楽しみにしていてください。

薬剤師 西田稔生