ドライアイとマイボーム腺機能不全(MGD)

ハリネズミ

 ドライアイの意外な原因

水分だけではなく油分も大事

ドライアイと聞くと、目の水分が少ないだけかと思いがちですが、実は油分の減少も大いに関係しています。

雨の路面がいつしか乾いてしまうように、もし水分しか無かったとしたら、それはすぐに蒸発してしまいます。

これはお肌のケアにも言える事なのですが、水分を保つ為には、油分の膜で覆って蓋をする必要があるのです。

マイボーム腺機能不全(MGD)とは

そして、私たちの目に大切な油分を供給してくれているのが、まぶたの中にある「マイボーム腺」であり、その機能が何らかの原因で低下した状態が「マイボーム腺機能不全(MGD)」なのです。

ドライアイの多くは、実はこのマイボーム腺機能不全が原因です。

他にも、眼痛、疲れ目、目がゴロゴロするなどの症状が出る事があります。

 マイボーム腺機能不全の治療法・予防法

まずは温めてみる

自分でできる治療法・予防法としては、目の周りを温めるのが有効です。

蒸しタオルなどを当て、温めてみてください。

マイボーム腺機能不全の漢方薬治療

漢方薬でも、昔から使われているよく効くお薬があります。

漢方薬は、効果が出るまでに時間がかかるイメージをお持ちかもしれませんが、このお薬は1~2日で効果が出てくる事が多いです。

まとめ

ドライアイは、とりあえず目薬で乾きを抑える方が多いと思います。

しかし、それでは根本的な解決にはなっていないのです。

ドライアイや疲れ目でお困りの方は、良かったら巡心堂までご相談ください。

薬剤師 西田稔生