膝や腰、背中の痛みと闘う日々
普通に咳やくしゃみがしたい
今回は、大阪府八尾市の70代後半の女性の、痛み治療の症例をご紹介します。
膝や腰、背中などが痛く、歩くときは手押し車を押しながらで、ご苦労されています。
喘息もあり、咳やくしゃみをするだけでも痛いので、何とかこの痛みを楽にして欲しいとのこと。
CMの薬も、病院の薬もダメだった
よくCMで見かけるような、痛散湯やリョウシンJV錠は、服用してみたけど効かなかったそうです。
病院でもらった、西洋薬の痛み止めも、胃が悪くて飲めません。
聞けば、ご主人さんの介護のストレスが強いとのこと。
おそらくその辺りも痛みに関係するだろうと思い、自律神経のバランス改善も考えて漢方薬をお出ししたのが、今年の1月ごろでした。
漢方薬服用2ヶ月で痛みが大幅改善!
咳やくしゃみをしても痛くない!
最初は効き目が弱かったのですが、1ヶ月ほど続けていると、徐々に効果が現れ始めました。
2ヶ月経つ頃には、
「大きなくしゃみや咳をしても、背中が痛くなくなりました!」
との嬉しいご報告が。
私達は日常生活で何気なく咳やくしゃみをしていますが、これらが全て痛みに繋がっていたとしたら、どれだけ大きなストレスでしょうか。
まとめ
今回の様に、元から治していくタイプの漢方薬の場合、効いてくるまでに少々時間がかかる事があります。
もし、効き目が弱いからと一か月でやめてしまっていたら、今の快適な状態にはならなかった事でしょう。
もちろん、服用して20分ぐらいで効いてくる漢方薬もあるのですが、やはり漢方薬と一口に言っても様々なタイプがあるのです。
元から治していくタイプの漢方薬の場合は、根気よく続けていくのが大事です。
自己判断で中止してしまうのだけは、もったいないのでおやめくださいね。
薬剤師 西田稔生