酒さ(赤ら顔・ほてり)の皮膚疾患漢方薬治療 大阪府東大阪市

大阪府東大阪市の高速道路ジャンクション

 原因不明の皮膚疾患「酒さ(赤ら顔・ほてり)」とは

さて、今回は「酒さ(しゅさ)」の症例です。

この病名は、初めて聞く方が多いのではないでしょうか。

酒さとは、分かり易く言うと「原因不明の継続的な赤ら顔や発疹」の事です。

頬や鼻、額などの顔面の細い血管が拡張し、お酒を飲んだ後や急な日焼けの様に、赤くなった状態が続いてしまいます。

 

尋常性ざ瘡(ニキビ)や接触性皮膚炎、光線過敏症などに似ていますので、今回の症例の方の様に、ご自分が酒さなのになかなか気付かない方もおられるかもしれません

顔面の一番目立つ部分に発症しますので、精神的苦痛も伴います。

 

ちなみに、ステロイドの長期使用の副作用でも同じ様な状態になるのですが、そちらは「酒さ様皮膚炎(ステロイド酒さ)」と言って区別されています。

 

 翌朝まで続く赤ら顔

今回の症例の患者様は、大阪府東大阪市の50代女性。

巡心堂に初めてご来店されたのは、2018年の2月下旬でした。

冬場なのでどこへ行っても暖房がついているのはありがたいのですが、温風を顔に感じると顔全体が赤くなってしまい、翌朝まで赤い状態が治らないのをとてもお困りでした。

小さい発疹、乾燥肌、敏感肌などの症状もあります。

 

夏場は紫外線に当たると赤くなってしまいますし、入浴後は年中発症してしまいます。

子供の頃から赤ら顔だったが、ずっと病名が付かず、結局「酒さ」と診断されたのは数年前との事。

その後は皮膚科さんで治療されましたが、一向に治らなかったそうです。

 

手足の冷え性もあり、血流があまり良くないご様子。

体質をお聞きし、血流を改善しつつ酒さに良い漢方薬をお渡ししました。

 

 30分で赤ら顔が治る様に!

一ヶ月の服用で、季節の変わり目で温度変化の激しい気候だったのにも関わらず、赤くなりにくくなってきました。

便秘気味だったのも、いつの間にか治ってしまいました。

服用開始から二ヶ月後には、入浴後に顔の赤みが引くのがかなり早くなってきたと実感されています。

 

そして三ヶ月後の5月にご来店された時には、

紫外線が強くなってきて赤くはなるけど、30分ぐらいですぐに引く様になりました!」

との嬉しいご報告が。

以前は翌朝まで赤みが引かなかったのに比べると、格段の治療効果です。

まだ完治には至っていませんが、今後の服用で可能性はあると思います。

 

「酒さ」は現代医学でも原因不明とされていますので、根本的な治療法が無く、お困りの方は多いのではないかと思います。

ぜひお早めに、大阪府八尾市の巡心堂漢方薬局までご来店くださいませ。

 

薬剤師 西田稔生