ストレスと記憶力(海馬)

執筆者:漢方専門薬剤師 西田稔生

巡心堂漢方薬局 西田稔生



薬剤師。漢方療法研究家。株式会社巡心堂代表取締役。

1976年生まれの49歳。三重県生まれ。大阪府在住。

私は、最初は主に調剤薬局に勤務していましたが、西洋医学で治らない患者様が沢山おられる現実に気づきました。そして、

「西洋医学だけで治らずに困っている患者様の為に、自分に何ができるだろう」

と考え、漢方の道を志しました。

漢方に携わって20年以上、巡心堂を独立開業して10年以上になります。真剣に漢方および患者様と向き合ってきました。

その過程で、医師達が匙を投げた疾患が、巡心堂の漢方で治癒した症例も沢山ございます。

それが可能だったのは、いわゆる3分診療ではない、個々の患者様に応じた的確な体質分析あってのものだと思っています。あなたの、「病気のお話」をぜひ聞かせてください。


瞑想する女性

「最近年齢のせいか、もの忘れがひどくなって…」

などと思っておられる方も多いのではないかと思います。

しかし、実はそのもの忘れ、年齢のせいばかりではないかもしれません。

 

 ストレスと海馬

脳の奥には「海馬(かいば)」という、記憶や感情を司っている重要な部分があります。

そしてこの海馬は、ストレスに弱い事が分かっています。

 

ネズミを金網の中に長時間閉じ込めて脳の変化を見るという実験では、強いストレスを感じ続けたネズミの海馬が委縮してしまったという実験結果が出ています。

 

この海馬の委縮は人間でも起こり、例えば戦争帰還兵達の脳では、海馬の委縮が多くみられるそうです。

ストレスの多い現代社会では、誰もが多かれ少なかれ、ストレスによる海馬への影響を受けているのかもしれません。

 

 瞑想と海馬

それでは、委縮した海馬を元に戻す方法はないのでしょうか?

答えは、古来より精神修養法として行われてきた「瞑想(めいそう)」にあります。

 

先日のNHKの番組「ガッテン!」では、1日20分間の瞑想を8週間続けた結果、海馬の体積が5%増加したとの実験結果を放送していました。

瞑想状態になると、脳の前頭葉が活動を休止し、逆に海馬の活動は活性化されるそうです。

 

ゆったりと座り、目は閉じるか半眼(少し開いた状態)に。

舌は、上の歯茎の内側に付ける。

手は重ねるか膝の上に置く。

後は、自らの呼吸だけに意識を集中していきます。

 

私も、以前座禅のアプリで座禅を組んでいたのを思い出しました。

これを機会に、また始めてみようと思います。

1日数分でも効果があるようですので、皆さんもぜひ挑戦してみてください。

 

漢方専門薬剤師 西田稔生

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