肩こり・頭痛・顎関節症とTCH

執筆者:漢方専門薬剤師 西田稔生

巡心堂漢方薬局 西田稔生



薬剤師。漢方療法研究家。株式会社巡心堂代表取締役。

1976年生まれの49歳。三重県生まれ。大阪府在住。

私は、最初は主に調剤薬局に勤務していましたが、西洋医学で治らない患者様が沢山おられる現実に気づきました。そして、

「西洋医学だけで治らずに困っている患者様の為に、自分に何ができるだろう」

と考え、漢方の道を志しました。

漢方に携わって20年以上、巡心堂を独立開業して10年以上になります。真剣に漢方および患者様と向き合ってきました。

その過程で、医師達が匙を投げた疾患が、巡心堂の漢方で治癒した症例も沢山ございます。

それが可能だったのは、いわゆる3分診療ではない、個々の患者様に応じた的確な体質分析あってのものだと思っています。あなたの、「病気のお話」をぜひ聞かせてください。


肩を押さえる男性

今日のテーマは「肩こり・頭痛・顎関節症」です。

「肩こり・頭痛」は、おそらくほとんどの人が一度は経験したことがあると思います。

もはや国民病ですね。

 

さて、このやっかいな「肩こり・頭痛・顎関節症」と関連するのですが、「TCH」という状態をご存じでしょうか?

最近、テレビなどでもたまにこの名前を耳にする様になりました。

 

「Tooth Contacting Habit」(歯をくっつける癖) 略してTCHです。

しゃべったり食べたりしていない、何もしていない状態で、上下の歯が接触してしまう癖の事です。

 

このお話をすると、「上下の歯は接触しているのが当たり前じゃないの!?」 と言われる方が多いのですが、実は、唇は閉じていても、上下の歯は離れているのが正しい状態なのです。

子どもの時に、「ちゃんと口を閉じなさい!」 などと言われて、歯を接触させて口を閉じる癖をつけてしまい、そのまま大人になってしまうケースが非常に多いです。

 

歯を食いしばる程ではなく、歯が接触しているだけでも、あごの筋肉は常に緊張状態を強いられます。

あご周辺の血流が悪くなるだけではなく、その緊張は肩まで及び、肩こりを引き起こし、緊張性頭痛へと進行してしまいます。

そして、この状態が続くと顎関節症にもなりやすくなります。

顎関節症は、以前はかみ合わせが原因だといわれていましたが、実はTCHの方が影響が大きいようです。

また、呑気症(どんきしょう)という、空気を呑み込んでしまう病気の原因にもなります。

 

私は、肩こり・頭痛・顎関節症の方には、まずこのお話をすることにしています。

この癖を治すだけで、症状が軽くなる方が多くいらっしゃいます。

 

特に、パソコン、読書、スマホ、ゲームなどの、無意識に集中してしまう状態の時に起こりやすいので、ご注意ください。

 

漢方専門薬剤師 西田稔生

 

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