チャオ!産経8月号に掲載されました
漢方連載企画残り二回
7/23(火)発刊のチャオ!産経さんに、私のインタビュー記事が掲載されました。
もう四回目なので、最早おなじみですね。
半年間のチャオ!産経さんの漢方関係の連載企画も、残り二回。
先月のテーマは「熱中症」でしたが、今月のテーマは一転して「夏の冷え」です。
テーマは「夏の冷え症」
梅雨も明けて夏本番
じめじめした梅雨も終わり、近畿地方もやっと梅雨明けした様ですね。
これからが夏本番。
もちろん熱中症にも気を付ける必要がありますが、意外と忘れがちなのは、「夏の冷え」です。
クーラー病にご注意を
屋外は炎天下の真夏日でも、屋内はエアコンが効きすぎて冷えた状態…
屋内に入ってしばらくは気持ち良いですが、汗が急激に蒸発して体温を奪い、今度は必要以上に冷えてしまいます。
人間には体温調節機能がありますが、あまりにも温度差が大きいと、それを調節している自律神経系に負担がかかってしまいます。
その結果、自律神経の乱れからの不定愁訴(疲労、めまい、頭痛、不眠など)が起こる事もあるでしょう。
こういう状態を、正式な病名ではないでしょうが、「クーラー病」と言ったりします。
また、自律神経と密接に関係する胃腸にも影響は及び、食欲が低下しがちです。
冷蔵庫病にご注意を
クーラー病の次は、冷蔵庫病です。
夏場はどうしても、冷たいものを摂ってしまいがち。
アイスクリームや冷たく冷えた飲料、食べやすい素麺などばかり食べていると、胃腸が冷えて栄養の消化・吸収能力が低下してしまいます。
先ほどのクーラー病と合わさり、本格てな夏バテに進行してしまうでしょう。
そして、夏の自律神経と胃腸の疲れはなかなか回復せず、秋まで持ち越して「秋バテ」になることも。
夏こそ、意識して温かいものを摂る様に心がけてくださいね。
薬剤師 西田稔生