
難病「慢性関節リウマチ」とは
今回は慢性関節リウマチの漢方薬治療症例です。
患者様は大阪府八尾市の40代女性。
慢性関節リウマチで、朝の手指のこわばりやむくみ、腫れなどの症状に悩んでおられました。
関節リウマチは自己免疫疾患の一種であり、30~50代の女性が発症しやすいと言われています。
自己免疫疾患とは、簡単に言うと、「自分の身体の防衛部隊が自分の身体を攻撃してしまう病気」であり、根本的な原因は不明です。
個人差はありますが、数年で関節の脱臼や変形が起こってしまい、日常生活に介助が必要になる可能性もあるとても辛い難病です。
慢性関節リウマチが治ってしまった!
病院には任せておけない
巡心堂漢方薬局に来られる前から、病院ではリウマトレックス等のリウマチ薬でしっかりと治療を受けられていましたが、なかなか症状が改善せず、
診断の指標になるRF(リウマトイド因子)は473 IU/ml (正常値15UI/ml以下)
炎症の指標になるCRP(C反応性タンパク)は1.8 mg/dl (正常値0.3mg/dl以下)
と、かなり高い検査数値が続いていました。
「このまま病院に任せていては、大変なことになるかもしれない」
と、藁にもすがる思いで巡心堂に来られたとのこと。
これまでの経過や体質等をお聞きし、漢方薬をお渡ししてさっそく服用を開始してもらいました。
リウマチRF値78%低下
しばらく服用してもらうと、1~2ヶ月で数値も自覚症状も改善し始め、半年後にはなんと、
RF=473 ⇒ 102 IU/ml(78%低下)
CRP=1.8 ⇒ 0.3 mg/dl(8.3%低下)
にまで大幅に低下!
リウマトイド因子RFの低下率は脅威の78%です。
見事に寛解状態を維持
そして、約3年間服用していただいた状態では、
RF=473 ⇒ 102 ⇒ 58 IU/ml(88%低下)
CRP=1.8 ⇒ 0.3 ⇒ 0.2 mg/dl(9%低下)
と、完全に寛解状態を継続しています。
※リウマチの場合は、治癒と言わずに寛解と言います。
自覚症状も、もちろん関節の変形も全く無く、元気に主婦業と仕事を両立しておられます。
「一時は指の変形も覚悟して辛い毎日でしたが、本当に助かりました!」
との嬉しいお言葉をいただきました。
学会発表の許可と漢方薬ご卒業
病院の担当医からはなんと、
「このデータをリウマチ学会で発表する許可をください」
とまで言われたそうです。
しかし実は、病院からのお薬は途中から(内緒で)ほとんど服用されていませんでした。
結局、巡心堂の漢方薬の事は一言も医師に言わずに、学会発表の許可をされたそうです。
ある意味、漢方薬の凄さが学会で認められたとも言えるかもしれません。
その後、再発予防の為に漢方薬をある程度継続して頂き、無事漢方薬からもご卒業となりました
リウマチでお悩みの方々へ
私の使命は、大袈裟かもしれませんが、「病院で治らないと言われた病気を治す」ことだと思っています。
これまでの治療でうまく治らなくても、諦めずにご相談ください。
西洋薬だけに頼らず、有効な漢方薬の存在を思い出してください。
ご相談料金は一切頂いておりません。
誠心誠意、対応させて頂きます。
漢方専門薬剤師 西田稔生