チャオ!産経さんに掲載されました
産経新聞の、月一回発行の折り込み紙、「チャオ!産経」をご存じでしょうか?
実は先日、「めまいや耳鳴りについて漢方的なお話を聞きたい」とチャオ産経さんから依頼があり、インタビューをお受けしていました。
その記事が、昨日12/12(火)の朝刊のチャオ!産経に掲載されています。
この内容なのは、関西版だけのようです。
耳鳴り・めまいのお悩みを助ける漢方の話
気・血・水の三要素について
まずは、気血水の三要素について、簡単に説明しています。
「気」とは、全てを動かす為のエネルギー。
気によって、血や水が体内を巡っていくのです。
ちなみに、日本漢方では気血水と三つに分ける事が多いですが、中国の中医学では、「気血」の二つにしか分けません。
血に、水も含めるといった陰陽二元論的考え方ですね。
どちらでも、結局言っている事は同じです。
耳鳴り・めまいの原因は?
耳鳴りやめまいは自律神経の乱れが原因で起こる事が多いです。
漢方的に言えば、「気」の運行の乱れですね。
気の物を動かすパワーが弱まると、栄養素を必要な体の各部位に届けられなかったり、血流が悪くなっって血管が詰まりやすくなったりします。
また、余分な水分が不要な部位に溜まってしまうかもしれません。
この栄養不良状態を「血虚(けっきょ)」、血流悪化状態を「瘀血(おけつ)」、水分の偏在を「水滞(すいたい)や水毒(すいどく)」と呼びます。
耳鳴りやめまいは、これらのどの状態でも現れますので、原因を見極めて治療していく事が大切です。
薬剤師 西田稔生