難治性皮膚疾患、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
掌蹠膿疱症とは?

さて、今回の症例の患者様は、大阪府枚方市の50代後半男性です。
病名は、「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」
聞き慣れない病名だと思います。
手の平や足の裏などに、慢性難治性の膿疱ができてしまう皮膚の難病です。
現代医学でも原因不明であり、皮膚科ではほぼ治らない非常に難しい疾患です。
免疫やアレルギーと関連があるとの説もあります。
掌蹠膿疱症が漢方薬で完治した症例
痒みを伴うひどい状態
この方が初めて巡心堂漢方薬局に来られた時は、主に右足の裏に広範囲に膿疱ができ、ガサガサになって痒みと痛みを伴うひどい状態でした。
手の平にも、足ほどではありませんが膿疱がありました。
最初は、「水虫かな?」
と水虫の薬を塗っておられましたが、酷くなる一方なのでご来店されたとの事。
確かに、初期は水虫に似ていますので無理もありません。
お話をお聞きし、体質などを分析した上で、漢方の煎じ薬と塗り薬をお渡ししました。
※当薬局では厳選した生薬を使い、手作業でお一人分30日分で1時間程度かけて、丁寧に煎じ薬を作成しています。
掌蹠膿疱症、改善の兆し
最初の二週間の服用で、やや色が茶色くなって、赤かった炎症部分が枯れてきた印象に。
手の平の膿疱は、煎じ薬ですぐに治りました。
そのまま継続してもらうと、一ヶ月弱で足の裏に新しい皮膚の再生が見えてきました。
徐々に、痒みと痛みも薄れてきています。
この方は非常に眠りが浅い方だったのですが、漢方薬を服用し始めてからはとても良く眠れるようになられました。
毎年出ていた秋の花粉症も、今年は出なかったそうです。
アレルギー疾患にも応用が利く漢方薬なので、そのせいでしょう。
そして、掌蹠膿疱症劇的完治へ

(この写真は、最初と三ヶ月目の右足の状態の比較です)
靴で擦れる足の甲に膿疱ができたりもしましたが、それも治り、順調に推移して三ヶ月。
上の写真の様に、赤かった部分は完全に正常な皮膚に置き換わりました。
まだ皮膚の固い部分の名残りはありますが、これはもう心配ないでしょう。
ダメ押しの一ヶ月分の漢方薬をお渡しして、無事漢方薬ご卒業となりました。
掌蹠膿疱症が、こんなに早く治るなんて!
この方は非常に真面目な方で、奥様と連携しながら、しっかりと服用していただいたのが良かったのだと思います。
早めに病気に気付いて、当薬局にご来店されたのが大きいです。
ステロイド等を長期に塗ってしまうと、こじれてしまう事もありますので。
お二人共、インターネットなどで調べて、この病気の性質はよくご存じでした。
「掌蹠膿疱症が、こんなに早く治るなんて!」
と、奥様共々お喜びでした。
それでも、三か月間の痒みと痛みはきっとお辛かった事でしょう。
K様、快く写真掲載の許可をくださり、ありがとうございました。
患者様のご感想

この症例の他にも、
・長年、手のひらの膿疱が再発しては痛みが出る状態でした。美容師をしているので、そのせいもあると思います。
こちらで漢方薬を開始して1〜2か月ほどで新しい膿疱がほとんど出なくなり、手の赤みも落ち着きました!ありがとうございます。(京都府 30代女性)
・皮膚科に通いながらも、波のある状態が続いていましたが、巡心堂さんで見てもらったおかげで、悪化の頻度が大きく減りました。
まだ初めたばかりですが、継続していきたいです。よろしくお願いします。(東京都 50代男性)
・掌蹠膿疱症歴10年以上で半ばあきらめていましたが、ここ半年ほどは“ほぼ完治”といえる状態が続いています。
今は足の裏の痛みがなく、苦痛だった歩くのが楽になり、とても嬉しいです。(秋田県 60代女性)
などの多くの喜びのご感想を頂いています。
掌蹠膿疱症でお悩みの方々へ
最後までお読みいただきありがとうございます。
あまり知られていない掌蹠膿疱症ですが、当薬局にご相談される患者様は比較的多いです。
皮膚科ではまず治らない掌蹠膿疱症。
その奥に隠れている体質や根本原因に合った的確な漢方を選ぶことで、多くの患者様たちが、笑顔になられています。
漢方に携わって20年以上、巡心堂漢方薬局を独立開業してからは10年以上、苦しまれている患者様に寄り添い、漢方薬に真剣に向き合ってきました。
近年、原料生薬価格が高騰して正直厳しいのですが、患者様に治って欲しい一念で、一切値上げをしていません。
物価高の今だからこそ、価格は「1日分550円から」で大丈夫です。
まずは下記より、お電話・LINE・メールにて、現在の病状・病歴・併用薬などをお聞かせください。
掌蹠膿疱症の漢方を28日分以上初めてご購入の患者様限定で、7日分を無料進呈させていただきます!
漢方専門薬剤師 西田稔生
