掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が漢方薬で三ヶ月で完治 大阪府枚方市

 慢性難治性疾患、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

さて、今回の症例の患者様は、大阪府枚方市の50代男性です。

病名は、「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」

聞き慣れない病名だと思います。

手の平や足の裏などに、慢性難治性の膿疱ができてしまう皮膚の難病です。

現代医学でも原因不明であり、確かな治療法は確立されていません。

免疫やアレルギーと関連があるとの説もあります。

 

この方が初めて巡心堂にご来店されたのは、今年の9月初めです。

主に右足の裏に広範囲に膿疱ができ、ガサガサになって痒みと痛みを伴うひどい状態でした。

手の平にも、膿疱が少しありました。

最初は、「水虫かな?」

と水虫の薬を塗っておられましたが、酷くなる一方なのでご来店されたとの事。

確かに、初期は水虫に似ていますので無理もありません。

お話をお聞きし、体質などを分析した上で、漢方の煎じ薬と軟膏をお渡ししました。

 

 

 三ヶ月で劇的に改善し、掌蹠膿疱症完治へ

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が完治した枚方市の方の症例写真

(この写真は、最初と三ヶ月目の右足の状態の比較です)

 

最初の二週間の服用で、やや色が茶色くなって、赤かった炎症部分が枯れてきた印象に。

手の平の膿疱は、すぐに治りました。

そのまま継続してもらうと、一ヶ月弱で足の裏に新しい皮膚の再生が見えてきました。

徐々に、痒みと痛みも薄れてきています。

この方は非常に眠りが浅い方だったのですが、漢方薬を服用し始めてからはとても良く眠れるようになられました。

毎年出ていた秋の花粉症も、今年は出なかったそうです。

アレルギー疾患にも応用が利く漢方薬なので、そのせいでしょう。

 

靴で擦れる足の甲に膿疱ができたりもしましたが、それも治り、順調に推移して三ヶ月

上の写真の様に、赤かった部分は完全に正常な皮膚に置き換わりました。

まだ皮膚の固い部分の名残りはありますが、これはもう心配ないでしょう。

ダメ押しの一ヶ月分の漢方薬をお渡しして、無事漢方薬ご卒業となりました。

 

この方は非常に真面目な方で、奥様と連携しながら、しっかりと服用していただいたのが良かったのだと思います。

早めに病気に気付いて、当薬局にご来店されたのも大きいです。

ステロイド等を長期に塗ってしまうと、こじれてしまう事もありますので。

 

お二人共、インターネットなどで調べて、この病気の性質はよくご存じでした。

「掌蹠膿疱症が、こんなに早く治るなんて!」

と、奥様共々お喜びでした。

それでも、三か月間の痒みと痛みはきっとお辛かった事でしょう。

K様、快く写真掲載の許可をくださり、ありがとうございました。

 

もし、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)かな? と思われたら、是非お早めに巡心堂漢方薬局までご相談くださいませ。

 

薬剤師 西田稔生