起立性調節障害 ~朝起きられない子供達~

執筆者:漢方専門薬剤師 西田稔生

巡心堂漢方薬局 西田稔生



薬剤師。漢方療法研究家。株式会社巡心堂代表取締役。

1976年生まれの49歳。三重県生まれ。大阪府在住。

私は、最初は主に調剤薬局に勤務していましたが、西洋医学で治らない患者様が沢山おられる現実に気づきました。そして、

「西洋医学だけで治らずに困っている患者様の為に、自分に何ができるだろう」

と考え、漢方の道を志しました。

漢方に携わって20年以上、巡心堂を独立開業して10年以上になります。真剣に漢方および患者様と向き合ってきました。

その過程で、医師達が匙を投げた疾患が、巡心堂の漢方で治癒した症例も沢山ございます。

それが可能だったのは、いわゆる3分診療ではない、個々の患者様に応じた的確な体質分析あってのものだと思っています。あなたの、「病気のお話」をぜひ聞かせてください。


登校する子供達

 起立性調節障害

起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)という言葉をご存じでしょうか?

Orthostatic Dysregulation(OD)とも呼ばれます。

あまり、一般には認知されていない病態だと思います。

 

思春期のお子さんに多く、

・朝起きられない

・起きても立ち上がるとフラフラし、ひどいと失神してしまう

・頭痛がする

・動悸がする

・逆に、夜は元気

などの特徴があります。

 

「怠けているだけじゃないか?」などと思われてしまう事が多く、密かに悩んでいるお子さんも多いと思います。

 

多くは、成長期の自律神経のアンバランスが原因です。

 

誰でも立ち上がると、重力の関係で血液は足の方に向かおうとしますね。

それを防ぐ為に、足の血管を収縮させて、血液を体上部に運ぶのが自律神経の働きです。

この自律神経の働きが弱いと、頭部に血液が行かずに脳貧血状態になり、上記の様々な症状が出てきます。

 

 壁立ち

自律神経の訓練方法として、「壁立ち」があります。

方法は簡単で、足を10~20cmほど壁から離し、立って壁にもたれるだけです。

TVを見ながらなどでも構いません。

 

一見簡単そうですが、起立性調節障害の方は、数十秒~数分でめまいを起こしてしまいます。

無理のない範囲で、これを毎日続けていく事で、徐々に自律神経が鍛えられ、長く立っていられるようになってきます。

そうすると、朝も起きられるようになります。

 

巡心堂では、この壁立ちと漢方薬を合わせて起立性調節障害の治療を行っています。

この場合の漢方薬は、かなり即効性が期待できます。

起立性調節障害でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

漢方専門薬剤師 西田稔生

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