「ベジファースト」とは何か
「ベジファースト」という言葉をご存じでしょうか?
食べる順番を調整するだけで、ダイエット効果などが得られると、近年注目されている食事法です。
糖と炭水化物
以前の記事「インスリンジェットコースター」でも書きましたが、私たちの体内の糖質濃度は厳しく管理されています。
なぜなら、糖質が増えすぎると、糖化反応(メイラード反応)によって血管や臓器がボロボロになってしまうからです。
さて、ご飯やパンなどの炭水化物は、糖分を含んでいます。
先に炭水化物を食べてしまうと、血糖値を下げようと急激にインスリンが分泌され、過剰な糖分が脂肪細胞にどんどん変換されてしまいます。
この食べ方では、ダイエットに不向きですね。
では、急に血糖値を上げないためにはどうするか?
食べる順番を変えるだけのダイエット方法
答えは簡単で、「ベジファースト=野菜や海藻類などを先に食べる」の習慣をつけることです。
野菜を先に食べておく事によって、血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの分泌が緩やかになります。
それによって、脂肪の増加を防いでくれるのです。
もちろん、過剰な血糖にさらされないので、血管や臓器の保護にもつながります。
本来ベジファーストでは、野菜の次に「肉や魚」を食べ、最後に「ご飯やパン」を食べるべきとなっています。
しかし、ご飯やパンを単独で食べるのは少々きついので、「最初に野菜や海藻を食べる」のだけを実践しても十分効果的だと思います。
簡単に実践できますので、よかったら試してみてください。
薬剤師 西田稔生